新人たちが見た現実 他店に学ぶ“正しい商売”と自社の違和感

「お客様に希望を持たせる」正しい価値を伝える事が他店のスタンスだった

“嘘の価値づけと粘着査定”  絶望が新人を無気力にする

他店と真逆の接客方針  これが反社企業のやり方

新人たちは覆面調査で、他店の接客がいかに丁寧で、客に「希望を持たせる言葉」を使っているかに驚く。おたからやでは「これは金にならない」「値段がつかない」と不安を煽って安く買うのが基本だが、他店は違った。「あ、それ人気です」「少し傷がありますがこのくらいなら大丈夫です」──同じ査定でも客に配慮する姿勢が段違いだった。

“モノを査定する”ではなく“人を傷つけない”

おたからやの直営店では、商品をバックヤードに置いてキャンセルを希望されても60分は出さないという、驚きの粘着接客が続いている。「うちが一番高いです」と言い切る強引な営業と、客の意思を無視した引き延ばし。新人たちは他店との違いに落胆し、「このやり方は続けられない」と確信するに至っている。