「有利誤認」「優良誤認」の二大地雷を踏んだ企業

景表法違反の恐れがある“ワード”はやめてほしい

法律違反の匂い、それはずっと前からあった

社員が感じていた「これ、アウトなんじゃないか…？」

景品表示法改定の報道が出たとき、「ウチのチラシ、ほとんど当てはまるじゃん」と同僚が呟いた。冗談ではなく、本当に全て当てはまっていた。だが本部は何の対策も打たなかった。社内には「景表法って何？」とすら知らない社員も多い。本来なら会社が教育すべきはずの法令順守は、現場では無視されている。この無知と無関心が、最前線の社員たちを一人ずつ潰していく。

「知らなかった」は許されない時代、会社はもう逃げられない

消費者庁がここまで具体的に例示して警告している今、広告内容に問題があった場合、「知らなかった」では済まされない。本来であれば、企業が自ら是正し、社員を守るべき立場にあるはずだ。だが現実は逆だ。法律違反の恐れがあっても、会社は広告を止めず、責任は現場に押し付ける。信じて入社した新卒社員たちは、その矛盾に絶望して辞めていく。